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地理 - チェンマイの基礎知識

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大観

チェンマイはマレー半島の付け根に位置し、ビルマ(ミャンマー)との国境近く(直線距離では国境まで100km少々)に位置する。 南西方面にはタイの最高峰ドイ・インタノン(2556m)、北にはドイ・チェンダオ(2175m)、ドイ・アンカン(1928m)など2000m級の山々に囲まれ、タイの中では非常に山がちなエリアである。
なお「ドイ」というのは、タイ語で「山」の意味。
また周辺の山々は、亜熱帯性の森林に覆われている。

なおチェンマイ市街は、大雑把には山々に囲まれた盆地に位置しており、街の標高は約300mである。
街から北へ向かうと、ドイ・チェンダオを中心とした山岳地帯。
街の西側、旧市街から数キロには、ドイ・ステープをはじめとした山々が聳えており、そのため夕暮れはやや早く訪れる。
南も山、東も街のすぐ近くにピン川という川が流れているものの、そのまま進めばやはり程なく山で、とにかく山に囲まれた街である。

旧市街

チェンマイ市街では、堀で囲まれたほぼ正方形の、一般に「旧市街」と呼ばれるエリアが有名。
東西南北を一辺とした形となっており、航空写真(というか Google Earth)で見ると右のようになる。

・・・傾いているが、ちなみにこの写真、東西南北は正確である、つまり街自体が傾いている。
意図してこう造ったのか、何かの間違いだったのかは不明。

なお、堀の一辺は一般に2kmと言われているが(実際には東西南北全てで多少長さが違う)Google Earth で測定すると、各角の堀の水面部分辺りを基点として計測した場合、各辺ともほぼ1マイル(1.6km)となり、2kmにはならないのだが、どちらが正しいのか・・・ちなみに歩いてみると、やはり2kmあるようには、個人的にはどうにも思えない。

 
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旧市街を囲む堀には、5つの門がある。
北辺の中央に「チャンプアック門」、西辺の中央に「スアンドーク門」、東辺の中央に「ターペー門」。
南辺のみ、西寄りに「スアンプルン門」、東寄りに「チェンマイ門」と、2つの門がある。
一般には、街のランドマークとなっている「ターペー門」と、賑やかな市場のある「チェンマイ門」が有名。
この辺の位置関係は、こちらの地図で見てみると一目瞭然である。

なお旧市街には、町並保存条例的な規制があり、背の高い建築物(確か5階建て以上は不可)、多数の人が集まる商業施設、街並みにそぐわない奇抜な建築物等は建てられないことになっているのに加え、むやみに樹を切ってはならないことになっている。

ともあれこの規制によって、チェンマイの街は外に向かって発展していく以外に無く、旧市街は比較的のんびりしたエリアとして取り残されている。
近年これを逆手に取り、旧市街にブティックホテル(シティリゾート?)が相次いで建っているが、どれも背の低い、街の景観を壊さない様式のもので、箱型のホテルと違った風情が好評を得ているようだ。

旧市街にある主なブティックホテル

旧市街の北

チャンプアック門があり、門の外側に市場もある。門を抜けて北上すると、程なく右手にラチャパット大学があり、スーパーハイウェイに至る。
更に北へ進むと、Four Seasons Resort 他があるメーリム方面、更にメーテン、ドイ・チェンダオ方面、タートンへと向かう。途中で曲がると、パイ、メーホンソン方面へ。

旧市街の西

西はドイ・ステープでどん詰まり。
山の麓、チェンマイ大学近くの「ニマンヘミン通り」(Nimmanhemin Road)界隈の開発が目立つ。このエリアはチェンマイ大学が近いため、学生も多い。
近隣にはコンドミニアムも増え、誰が言っているのか知らないが「チェンマイの青山」などという、ちょっとというか相当恥ずかしい呼称もあるそうだが、自家用車の急激な普及によって朝夕は渋滞がちである。メインの「ニマンヘミン通り」から一歩入れば、お洒落なお店が並んでいる。
渋滞が無くなれば、山も近くいいところだろうと思うが、本当の青山ほどではないにしろ、地代は市内でもかなり高い方。

旧市街の南

空港、またその近くにエアポート・プラザと呼ばれる大型ショッピングセンターがあり、特に週末は非常に賑わっている。
方角としては南というより南西だが、そのまま行くと、「ハンドン」というエリア。一部の人には雑貨で有名らしいこの界隈(「バーン・タワイ」を参照)は、ベッドタウンとしての開発が急速に進んでいる。当然の帰結として、朝夕の渋滞がひどい。
ハンドンを抜けて進むとサンパトーン、タイの最高峰ドイ・インタノン方面、メーサリアン廻りでメーホンソンへも抜けられる。
なおハンドンからサムーンと呼ばれる方面へ折れてしばらく行くと、Belle Villa Resort 他、大小様々なリゾートがあるエリアとなる。
この辺のリゾートは値段の手頃な小規模リゾートが多いので、リゾートのはしごをしてみると面白い。特に素朴なリゾートが好きな人にはお勧め。
なお、そのリゾートエリアをそのまま進むと、Four Seasons Resort のあるメーリムへと抜けられるが、かなりすごい山道なので、軽い気持ちで先へ進むと後悔する可能性あり。ただし、なかなかの絶景である。

旧市街の東

ターペー門から東へ、と言いたいところだが、ターペー通りはピン川までは西への一方通行。
川の手前、ターペー通りより南側「チャンクラン通り」は、ナイトバザールで名高かったが、最近ではニマンヘミン他への店舗流出に加え、2005年には2度の大洪水(何しろ川が近い)で大ダメージを受け、クーデターで観光客が減り、バーツ高で観光客の消費が減り、政情不安で客が減り、何よりもサンデーマーケットとサタデーマーケットに客を奪われ、バザール自体は涙目だが、チェンマイ最大のホテル街ではあり、それが救いである。
まあとにかく東へ、川を渡ってしばらく行くとボーサン(地名)、そしてサンカンペーン。
サンカンペーンには「サンカンペーン温泉」があるのだが、いわゆるサンカンペーンの街から確か20キロ以上あり、街のそこらにあると思うと大間違い。
なお、市街から北東方面へ進むと、ドイ・サケットを抜けてウィアンパパオ、チェンライ、メーサイ方面へ。
市街から一旦東へ進み、南へ向かうと、ランプーンやランパーン、バンコク方面へ。イサーン(タイ東北部)方面へも抜けられる。


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